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21世紀最後のフロンティアとも呼ばれているアフリカ。近年、日本のみではなく世界各国の企業がアフリカに進出しています。またフィンテックなどのテクノロジー分野でも、先進国同様ユニコーン企業が台頭しており、アフリカビジネスには期待が高まっています。今回はそんなアフリカに企業が進出する際のメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。
アフリカの強みは何?アフリカ進出のメリット
まず真っ先にアフリカに進出するメリットとしてあげられるのが、爆発的な人口増加と豊富な天然資源です。2021年のアフリカの人口は14億人弱で、世界人口の18%を占めています。2050年には人口が25億人にも上るとされ、世界の4/1をアフリカが占めると予測されています。
日本の中央年齢が48.4歳なのに対しアフリカ全体の中央年齢は18.6歳となっており、他の地域に比べ、若さにあふれ、生産年齢人口の多い地域となっています。
またアフリカ全体は天然資源の宝庫とされています。北部のナイジェリアでは天然ガスや石油、南部の南アフリカでは金やプラチナ、ダイヤモンドなどのレアメタルが生産されています。
さらにアフリカは爆発的な人口増加に伴って経済成長も著しい地域です。アフリカの国は一人当たりGDPランキングでも軒並み上位に名を連ねるほど世界でも急速に経済成長を遂げている地域です。これは高度経済成長期の日本に匹敵する成長率です。2050年には4兆5000億に達すると予測されています。
発達したITテクノロジー技術を持っているのもアフリカの強みです。アフリカでは年間2.2億台のモバイル端末が売れており、2019年時点で4.8億人がモバイル端末を使用しています。アフリカの人口を14億人として、その半分を成人とすると約70%の普及率となります。フィンテックのおこりともいえる地域で、モバイルサービスやモバイル送金などの普及率は非常に高水準となっています。
アフリカ進出のデメリットとは?
次にデメリットです。アフリカは政情不安により飢餓や紛争の絶えない地域がまだ存在しています。国の規模も小さいため政治的な懸念はあるのが現状です。
また為替リスクも存在します。アフリカでは外貨準備率が低く、ドル不足が深刻な問題となっています。
インフラ整備の遅れもアフリカ進出におけるデメリットになります。広い領土を持っているアフリカですが、空路はもちろん未発達で、陸路も鉄道が未発達です。港を持たない内陸国も多いため船舶での運搬も、隣国の港を借りる必要があるため困難です。
そして現在アフリカで存在感を強めているのが中国の進出です。アフリカの街中でも中国人の姿をよく目にするそうです。それに対し、日本企業のアフリカ進出は中国に大きく後れを取ってしまっているのが現状となっています。
アフリカ進出はメリットが沢山!
アフリカ進出に関するメリット・デメリットを紹介してきましたが、アフリカに進出するメリットは大きなものがあると思います。デメリットの解決方法を考え、アフリカ進出を目指していきましょう。
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