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貿易業界で価値を高めるためには資格やスキルを持っておくことが重要です。ここではとっておくと便利な貿易で役立つ資格を紹介いたします。
貿易業界で活躍するために必要な資格とスキル
貿易業界には主に三つの資格があります。特に貿易実務検定は多くの人が取っていて通用しやすい検定です。
貿易実務検定:
・主催/運営:日本貿易実務検定協会、株式会社マウンハーフジャパン
・受験料:[C級] 6,270円、[B級] 7,480円、[A級] 12,760円(*2023年10月時点)
・受験資格:特になし
・試験内容:
C級:定型的な貿易業務の基本的な知識と能力を評価
B級:貿易マーケティングを含む、より幅広い貿易実務スキルを評価
A級:高度な貿易実務スキルと判断業務の能力を評価
・実施時期:各級により異なるが、年に複数回実施
通関士試験:
・主催/運営:国家試験
・受験料:3,000円(*2023年10月時点)
・受験資格:特になし
・試験内容:通関に関連する法律や手続きに関する知識を評価
・実施時期:年に1回(通常は7月上旬に試験が実施)
・合格率:非常に低く、難関の試験である(2016年の実績は9.8%)
IBAT国際取引業務検定:
・主催/運営: 一般社団法人 国際取引業務検定協会
・試験の概要:
・試験内容:「Basic Level」と「Advanced Level」の2つのレベルがあり、IBAT国際取引業務検定は、国際取引の現場で即戦力となる人材を育成するために2017年に創設されました。試験は、国際取引に関する基礎知識、マーケティング知識、英語力、国際取引の実務知識など、幅広い領域をカバーしています。
・試験会場:会場型ペーパー試験やIBT試験(Internet Based Testing)の形式で実施
・合格基準:満点200点で70%以上
・受験料:Basic Levelの受験料は、会場型ペーパー試験で6,000円(税抜)、IBT試験(団体)で5,400円(税抜)Advanced Levelは8,000円(税抜)(*2023年10月時点)
これらの資格試験は、貿易実務に関する知識やスキルを証明するために役立ちます。新しいビジネス展開の前に取得してみてはいかがでしょうか。
その他の便利なスキル
貿易検定以外にも、英語力やパソコンスキルはとても実用的なスキルです。貿易実務検定は特に英語を含んでいる級もあるため、同時に取得する人も多いです。
TOEIC(TOEIC Listening & Reading Test):
・主催/運営:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
・受験料:7,810円(*2023年10月時点)
・受験資格:特になし
・実施時期:年10回(1月、3月、4月、5月、6月、7月、9月、10月、11月、12月)
・試験内容:リスニング(約45分)、リーディング(75分)
日商ビジネス英語:
・主催/運営:商工会議所
・受験料:6,600円(*2023年10月時点)
・受験資格:特になし
・試験内容:3級、2級、1級の3つのレベルがあり、ビジネス英語や貿易関連の知識を評価
・合格基準:70点以上
マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS):
・主催/運営:株式会社 オデッセイコミュニケーションズ
・受験料:[スペシャリストレベル(一般)] 各ソフト10,780円、[エキスパートレベル(上級)] 各ソフト12,980円(*2023年10月時点)
・受験資格:特になし
・実施時期:全国一斉試験は月1〜2回、臨時試験は試験会場ごとに設定
・試験内容:エクセル、ワード、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスソフトウェアの操作スキルを証明
まとめ: 貿易業界で活躍するための資格とスキル習得のポイント
貿易検定は、貿易の基礎知識を持つことにとても役立ちます。また、英語力やパソコンスキルは一生もののスキルとなるため、この機会にぜひ取得してみてください。
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